決定戦の枠番は得点順。1号艇を手にした松井のパワーが一歩リードとみたい。「グリップが掛かるようになってきた」とターン回りに自信だ。コース取りで大きく動く選手が見当たらず、変わるとすれば、坪井が5コースで中村が6コースになるくらいか。前付けに出る選手がいなけば、松井のインは楽になる。小回りブイを少し入ったあたりからのスタートだろう。「エンジンは仕上がっている」のなら、遅れることは考えにくい。魚谷の2コース差しが届くがどうかがポイント。魚谷は2コースからまくる展開は考えなくても良い。魚谷が差し構えになら、山崎はその内に差せるかどうか。魚谷は早差しタイプだけに、1着か着外の傾向が強い。松井を差し切るパワーはないとみた。
ダッシュ選択は瓜生から外の選手3名。展開の鍵を握るのは山崎のスタートだ。フライング持ち、さらに賞金王決定戦で過去にフライングを切っている。いくら強気な山崎でもスタートは慎重になる。そうなると瓜生がまくり差しを決めやすくなる。トライアル3回戦では魚谷、坪井を振り切った。パワー的にみて、松井の次のランクと見たい。スピードの乗ったまくり差しなら2着は十分にある。
中村、坪井はスタートを踏み込んでまくり差しに出るしかないだろう。この2人は瓜生がスロー発進になった場合のみ出番が出てくる。
舟券の狙いは松井を1着軸にして瓜生の2着。3着は流し買い。これを中心にすればどうだろう。