ファンが選ぶ競艇オールスター決戦、人気・実力を兼ね備えた選手の競演は、この人の優勝で幕を閉じる。そう、井口佳典選手だ。
大きなガッツポーズで優勝のゴールを切った。
ウイニングランでは優勝した選手専用のボートに乗り、大歓声の観客席の前を気持ちよく疾走。救助艇で大時計前まで来るとそこからは、今節のイベントでも大活躍だったベロタクシーで表彰式の会場へ。
「平和島・第35回笹川賞を優勝した井口佳典選手が登場です!!」
大歓声に包まれ井口選手が登場。開口一番に「ありがとうございます!」と感謝の言葉を口にした。
レース前の心境は「同期に相談したりしてモーターも完璧でした。持ち味を100%出すだけだと思っていました。プレッシャーもなく気楽にいけましたね」。
コンマ07のトップスタート。「惜しい、もうちょっといきたかったですね」と優出インタビューではコンマ00~05でスタートをいくという宣言をクリアできなかったことを悔やむ場面も。とは言え、終始笑顔だった。
最後に井口選手は「ファン投票していただいたからこそ、優勝できました。また一から精進します。(次の目標は)去年取りわすれたタイトル(賞金王)を取りたいです。応援よろしくお願いします」とメッセージを残し、会場を去った。
ファンや家族の支えあっての優勝であると井口選手は言う。コンマ07のスタートを切る度胸、ここぞというときの勝負強さで、井口選手は平和島競艇らしい決まり手でSG初優勝を見事に勝ちとった。