【10R】
●見どころ
総理杯チャンプの濱野谷憲吾が、SG連覇をかけて正念場を迎える。3日目のレースでプロペラにはメドが立った様子だから、この1号艇はしっかり勝っておきたい。進入争いは、5号艇の今村豊がスロー水域に動きを見せるだろう。モーターの動きは初日から悪くないが、「スタートは無理が出来ない」と、本人が証言しているとおり、事故点を抱え込んでいる今節の今村は、スリットで先手を取るような走りが望めない。このレースで攻めて出るのは、カド位置を確保できそうな馬袋義則だろう。馬袋がダッシュ戦でまくりを放つなら、外コースに並びそうな、井口佳典、丸岡正典の85期コンビにも出番は巡ってくる。
●コメント
1号艇・濱野谷憲吾
ピット離れが悪かったのでペラを交換しました。追い上げることも出来たし、乗りやすさもあったので、このペラで回転を上げて使う。
2号艇・赤岩善生
出足も伸びも大したことないです。いろいろとこれからも試してみますが、どうでしょうかね？
3号艇・馬袋義則
乗り心地が今ひとつの感触はあるんですが、足自体はだんだんと良くなってきています。握って回ればかかりもいい。
4号艇・井口佳典
スタートはいけていないし、足も全部をやり直したいくらいに良くない。また本体の整備を考えます。
5号艇・今村豊
良かった伸びは落ちてしまったけど、その分乗りやすくなっています。でも今節は無事故完走が目標です。
6号艇・丸岡正典
チルトを上げてピット離れの足は悪くなったけど、状態の悪い水面でも乗り心地が良くて足はいい。
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【11R】
●見どころ
モーターの仕上がりは、3日目のイン戦をパワフルに制した瓜生正義がリードしている一戦だ。「乗っていてフワフワする」とコメントしているように、乗り心地に不満を抱えている瓜生だが、回ってから出ていく足がスムーズで、シリーズの中でも文句なしに上位にランクする。対して1号艇を手にした辻栄蔵は、まだ不安が残る状態で予選最終日を迎える。一昨年の賞金王が、どこまで修正してくるのか。前半のレース内容をチェックして、その判断を下したい。進入争いは、6号艇に座る地元の倉谷和信が内に動いてきそうだ。倉谷も前半4Rの結果次第では、予選通過に望みを残す一戦だけに、侮れない。
●コメント
1号艇・辻栄蔵
ペラを叩いて3日目がいちばんいい状態の仕上がりでした。出足、行き足、伸びと全体に良くなった。あとは乗り心地を追求したい。
2号艇・中野次郎
内コースからのスタートが分かってきたので、なんとか押し切ることが出来たけど、調整が合っていなくて乗りにくい。
3号艇・菊地孝平
白井選手がすごく出ていましたね。悪くはないけど、上位に入ると弱い。ペラの調整をします。
4号艇・瓜生正義
変わりなくいい足をしているんですが、乗っていてちょっとフワフワする感じがあるのが気になる。チルトを下げるかも。
5号艇・田口節子
試運転をたくさんやった効果が出てきました。徐々に良くなっていますね。ひとつ勝つことが出来てホッとした。
6号艇・倉谷和信
スタートをする時について来なかった。こんな状態は初めてです。伸びが悪いので、正反対のセッティングを試してみる。
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【12R】
●見どころ
強力なエンジンメンバーが顔をそろえて、激戦が予想される予選ラストの一戦だ。絶好枠を手にしたのは、池田浩二だが、この中に入るとパワーは見劣る。5号艇の上瀧和則が積極的に内コースを奪いに動いて来るが、池田とすれば、インを死守して1コーナーを先マイしたい。進入の並びは、上瀧が2コースに潜り込んで、ほかの5艇は枠なりに落ち着くか。4コースのカドに服部幸男、その外に魚谷智之、白井英治が陣取る。松井繁は3コースから内勢の動きを見ながら自在に構える。全員のエンジンパワーが保証されたレースだけに、展開ひとつでどう転ぶのか、楽しみな一戦だ。
●コメント
1号艇・池田浩二
2日目までと変わっていないですよ。出足も伸びも自分としては気に入らない。全体にもう少し欲しいです。
2号艇・松井繁
上位グループの中で真ん中の足かな。予選やから着実にポイントは稼げているけど、優勝することを考えると、もう少し欲しい。
3号艇・服部幸男
10Rは1コーナーで完全に差し切ったと思ったのに、瓜生とは足がちがった。でも乗り心地はいいから、このペラを調整する。
4号艇・魚谷智之
展示タイムも出ているし、伸び足は悪くない。調整の方向性が見えてきたので、合えばもっと良くなりそう。
5号艇・上瀧和則
初日から変わっていません。悪い足ではないけど、自分としては満足の出来る仕上がりではないです。
6号艇・白井英治
ちょっと回りすぎていて、スタートの時にケツを振った。でも、足は本当にいいと思う。出てますよ。