総理大臣杯もいよいよ5日目に突入。明日21日の優勝戦メンバーを決める準優勝戦の様子をお届けしますっ!
【第10レース】
1号艇・吉田弘文選手がインから押し切って1マークをトップで旋回。抜群のパワー攻勢で一気にトップを独走し、自身初のSG優出の権利を獲得しました。
2着には展開をついた三嶌誠司選手が入り、明日の優勝戦は6号艇の座を射止めました。
レース後の吉田選手は、力を出し切ったような放心の表情。「とにかく足がいいです。昨日は少し調子が出ていなくて、周りからも良くないと言われたこともあって、ペラ調整をしたんです。それがよかったかも。明日はファンの方、記者、家族、友人、みんなで応援してください」とコメントしています。
【第11レース】
2号艇・濱野谷憲吾選手が、1号艇・石川真二選手を内側から捕らえ、バックストレッチで 伸びて、2マークは先頭で旋回。ホームストレッチでは、濱野谷選手、石川選手、4号艇・井口佳典選手の順に伸びていきますが、2周1マークで、井口選手が石川選手を抑えて、2番手争いに打ち勝ちました。
ピットへ戻った濱野谷選手は、とにかく嬉しさを隠せない様子。駆け足で記者のもとへ駆け寄り、進んでインタビューに答えます。一方、井口選手は、どちらかというと寡黙な印象。質問に答えるときは淡々としてやや神妙な面持ちでした。
【第12レース】
1号艇・植木通彦選手がしっかりイン逃げを決め、安定した走りでトップを独走。その後を2号艇・瓜生正義が追随し、福岡勢のワン・ツーでレースを決めました。
同郷・瓜生正義選手とともに優出を果たした植木選手。レースの緊張から解き放たれ、ピットに戻ると終始快活な表情を見せます。
インタビューでは「とにかくエンジンが良いので、そのおかげ。ペラはその勢いに押されているという感じなので、優勝戦まで妥協せず調整したい」と語りました。1号艇のチャンスを手にし、明日は2年ぶ りのSGVに向け突進あるのみです。
終わってみれば、明日の優勝戦6つのイスの半分は福岡支部の選手が占める結果となりました。福岡支部から優勝者が出るか、はたまた地元の濱野谷選手か、それとも三嶌選手か、井口選手か? 決戦の様子をご覧になりに、平和島競艇へ足をお運びくださいっ!