シリーズ戦は2日目に突入した12月20日、9時30分から住之江競艇場内の中央ホールで、決定戦のボートとモーターの公開抽選会が行われました。決定戦レースの行方の鍵をにぎる抽選会を間近で見ることができる貴重な機会とあって、大勢のファンが集まり、会場は熱気ムンムンです。
そして、いよいよ抽選の時を迎えました。黒い「賞金王コート」に身を包んだ12人の選手たちが、さっそうと登場! 抽選はボートとモーターの箱が用意され、それぞれの番号を記した紙が入った封筒を箱から選手たちが引くという方法で行われました。
抽選の順番は獲得賞金順。第1位の山崎智也選手から順に、抽選をしていきます。決定戦に何度も出場している選手も、初めて出場する選手も緊張の一瞬です。
来場者には、抽選されるボートとモーターの番号や勝率が書かれたリストが配られ、どの選手が有利なボートやモーターを引くのか注目されました。
ボートの勝率も気になりますが、やはり注目は勝率が6.78、複勝率が52.5%のエースモーター10号機。順に抽選が進みますが、なかなか10号機は引かれません。そして、11番目に抽選した川崎智幸選手が、祈るように封筒を手にしましたが、残念ながら10号機ではありませんでした。これで、最後の抽選者・瓜生正義選手の手にエースモーターが渡ることが決定しましたが、もちろん最後に瓜生選手も抽選します。「よく交ぜて引かなければね!」とおどけながら、そして余裕の表情で、封筒を手にし、めでたくエース機を手にしました。
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抽選の行方は気になりながらも、抽選中は、選手同士談笑する場面も見られました。
11回目の出場となる松井選手と初出場の中村選手は、隣同士でどんな会話が交わされたのでしょうか?
最後に選手一人一人からファンの方へメッセージが送られ、どの選手もトップレーサーにふさわしく、賞金王への戦いに闘志を燃やしていました。